超強気なドルコスト平均法(その2)

前回の続き。「超強気モード」で遊んでみる。

スタートする日を適当に設定する必要があるのだが、2000年1月としてみた。次の図の矢印のところ。
高値掴みで最悪なスタートなんだが、時はインターネットバブルで株価がどんどん上がっていってた頃。「株式投資なんてやったことないよ」という人が「儲かるんじゃね? みんなやってるし」と投資を始めるのは、ちょうどこのくらいのタイミングなんじゃないだろうか?


(1980年1月~2019年12月までの月末最終日の日経平均終値推移。2000年1月(赤矢印)から毎月の積立を始める)

シミュレータで計算した結果を図にしたのが次。


(総投資額(破線)と総評価額(実線)の推移。水色は「超強気モード」、オレンジは「強気モード」、紺は「普通モード」)

全体的に見れば上り調子なので、「超強気」>「強気」>「普通」という結果に見える。

損益推移を絶対額と相対値で見たのが次の2つの図面。


(損益絶対額の推移)


(割合で見た損益推移)

最初の4年間(2000年1月~2004年1月)は含み損の状態が続いていたことがよくわかる。-30%くらいにまで落ち込んだのは、2001年9月くらいと2003年3月くらいの2回。ここで脱落する人も少なくないかも?
なんとかプラスになったのは2004年に入ってからだが、とんとんの状態が2005年7月くらいまで約1.5年も続く。ここで見切りをつける人も多いか。
その後、2005年8月からのいざなみ景気で一番良いときで+40~+60%くらい浮いた状態になる。
その後、徐々に悪化して、リーマンショックでどどーんと落ちたあとは民主党政権の冬の時代が2013年1月くらいまで続いた。最悪で-40%近くまで落ち込んでいる。
その後はアベノミクス(?)で株価はほぼ右肩上がり。めでたしめでたし。

さて、2000年1月にスタートして、2019年12月までだとちょうど20年間。毎月(ほぼ)1万円ずつコツコツ積み立てていって、-40%とかになっても迷わず積み立てていって、20年ずっと積み立てていって、+80%~+140%くらい。
これを大きいと思うか、小さいと思うかは人それぞれだろう。

2000年1月に「みんな買ってるし自分も買おう」と一括投資した人であれば、20年間保有して+20%ほど。
リーマン・ショック後の最安のタイミングで「今が安い。そのうちきっと上がる」と一括投資した人であれば、3倍近く(+200%近く)にまでなっている。

なので、買うタイミングに自信がある人は一括投資すればいいと思う。
でも「今かな?」「もうちょっと下がるかな?」「もう少し様子をみてから」というような人だと始めるきっかけがないだろうから、とりあえず適当なタイミングでドルコスト平均法で始めてみるのもありなんじゃないかなと思う。始めるきっかけがないまま結局始めない、という選択ももちろんある。

あと、普通モードだろうが、超強気モードだろうが、損益率のカーブの傾向はそんなに大きな違いはない。株価が上がれば儲かるし、株価が下がれば損するし、というのをひっくり返すほどの違いは(ほとんど)ない。4つ目の図面からはそんなことも再認識できるだろう。

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